秋田市 旭川ダムで「緊急放流」開始 “旭川で氾濫可能性高い”

秋田県は、秋田市にある旭川ダムが大雨の影響でダムにためられる水量を上回ったことから、午後5時22分にダムに流れ込む水をそのまま下流に流す緊急放流を始めたと発表しました。

秋田市は、市中心部を流れる旭川で水位が上がり氾濫する可能性が高いとして、流域の住民に対して身の安全の確保を最優先に行動するよう呼びかけています。

「緊急放流」とは

「緊急放流」はダムで行われる放流で異常洪水時防災操作と呼ばれ、大雨で流れ込む水の量が多くなり貯水できない状態に近づいた場合に流入する水と同じ程度の量を放水する緊急的な操作です。

ダムにため込んでいる水を一気に流すわけではありませんが、「緊急放流」が始まると下流では水位が上昇して氾濫のおそれが出てくるため、川の近くにいる人は自治体などの情報を参考に避難など安全を確保する行動を取ってください。