東京都 生成AI「ChatGPT」 8月にも全部局で導入し利用開始へ

東京都は、8月にも生成AIをすべての部局で導入し、資料づくりの参考などに活用していくことにしています。

利用者の求めに応じて文章や画像などを自動的に作り出す生成AIについて、都はプロジェクトチームを立ち上げ、業務に活用できるか検証作業を進めています。

こうした中、都は対話式AIの「ChatGPT」について、8月にも職員が安全に利用できるネット環境を整備した上で、全ての部局で導入し利用を始める方針です。

具体的には、有識者会議の報告書を要約する際の参考にしたり、都が公表した資料に対して想定される質問と答えを作成したりする作業への活用を検討していて、今後、職員からもアイデアを募集することにしています。

生成AIをめぐっては、情報漏えいやプライバシーの侵害などのリスクも懸念されているため、都は使用にあたって機密情報の入力を禁止するほか、入力情報をAIに学習させない設定にすることにしています。

都のデジタルサービス局は「生成AIのプラス面とマイナス面を見極めながら、さまざまな行政分野での活用を進めていきたい」としています。