福井 恐竜博物館 リニューアルオープン 恐竜ファンでにぎわう

大規模なリニューアル工事を終えた福井県立恐竜博物館が14日にオープンし、親子連れや恐竜ファンでにぎわいました。

福井県勝山市にある福井県立恐竜博物館は、去年12月から展示の入れ替えや新館の増設など大規模なリニューアル工事が進められてきました。

初日の14日は、事前に予約した親子連れや恐竜ファンなど2200人が訪れ、早速、生まれ変わった博物館を見て回っていました。

このうち、「新館」に設けられた高さ9メートル、幅16メートルの大型スクリーン3面には、実物大の恐竜が動き回る世界が映し出され、福井ゆかりの恐竜が生きていた1億2000万年前の世界が体感できる展示となっています。

また、レプリカの化石を使って、化石の削り出しや恐竜の頭骨の復元作業が体験できる「化石研究体験室」では、子どもたちが研究者になりきって、恐竜の歯のレプリカを削り出したり、ティラノサウルスの頭骨の模型を組み立てたりしていました。

来館した男の子は「模型の組み立ては難しかったけど、すごくおもしろかったです。恐竜の歯は家に飾ります」と話していました。

福井県立恐竜博物館の谷川由美子館長は「映像や化石の研究体験を通して多くの人に恐竜の世界を感じてもらいたい」と話していました。

福井県立恐竜博物館は当面、混雑が予想されることから、来館の際はホームページで事前に予約するよう呼びかけています。