健康保険証“来年12月8日までには廃止 具体的時期検討”厚労相

来年秋に今の保険証を廃止しマイナンバーカードと一体化する方針をめぐり、加藤厚生労働大臣は、最も遅い場合でも来年12月8日に廃止することが法律で定められているとした上で、今後具体的な廃止時期を検討していく考えを示しました。

マイナンバーカードと健康保険証の一体化をめぐっては、先の通常国会で成立した法律で、公布から1年半以内に保険証を廃止することが定められています。

これについて加藤厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、法律が6月9日に公布されたことを踏まえ、最も遅い場合でも来年12月8日には保険証が廃止されると説明しました。

その上で、具体的な廃止時期については、今後検討していく考えを示しました。

また、保険証が廃止されたあとも1年間は猶予期間として今の保険証が使えるとした上で、マイナンバーカードと一体化した保険証の取得や、保険証の代わりとなる「資格確認書」の申請を働きかけていく方針を重ねて示しました。