マイナカード交付枚数 廃止分を除き保有数公表へ 松本総務相

総務省が公表しているマイナンバーカードの交付枚数に死亡などで廃止されたおよそ500万枚が含まれていたことについて松本総務大臣は、今後は、廃止分を除いて実際に国民が保有している枚数も公表する方針を示しました。

総務省は毎月、全国の自治体ごとにマイナンバーカードの交付枚数をホームページで公表していますが、この中には、死亡や国外への転出などで、すでに廃止されたおよそ500万枚が含まれていたことが明らかになりました。

これについて、松本総務大臣は14日の閣議のあとの記者会見で「日ごとに把握できる数字が累計の交付枚数であり、普及状況の進捗(しんちょく)を示す1つの指標として公表してきたが、今後は保有枚数も毎月、月末の数字を公表することにした」と述べ、今後は、廃止分を除いて実際に国民が保有している枚数も公表する方針を示しました。

これを受けて総務省は、先月末時点の枚数をホームページで公表し、累計の交付枚数は9306万枚余り、廃止分を除いた保有枚数は8815万枚余りだとしています。