大分 中津と佐賀 唐津 大雨で行方不明の人の捜索続く

大分県中津市では、今月10日の大雨で増水した川に流されたとみられる女性の捜索が14日も行われています。警察と消防は新たにボートを使って、川の中に手がかりがないかを確認しています。

また、佐賀県唐津市の土石流が起きた現場では、行方不明となっている男性1人の捜索が、14日も警察や消防などおよそ160人の態勢で続いています。

今月10日、中津市耶馬溪町の国道で、車に乗っていた50代の女性の行方がわからなくなり、警察と消防は、大雨で増水した山国川に流されたとみて捜索を行っています。

これまでの捜索で見つかった白い車とスマートフォンは、いずれも女性のものと確認されていますが、依然として女性の発見には至っていません。

14日は、午前8時すぎからおよそ90人の態勢で川の下流域を中心に捜索が行われています。

14日の捜索では、これまでの川岸に加えて川の中ほども調べるため新たにボート5隻を出していて、警察官や消防隊員が水面や川岸を見ながら、手がかりがないかなどを確認していました。

捜索は14日も午後7時まで行われる予定です。

佐賀県唐津市浜玉町では、今月10日の記録的大雨による土石流で住宅2棟が押しつぶされるなどして、70歳の女性と79歳の男性が死亡し、50代の男性の行方がいまもわかっていません。

現場では、14日も午前7時から、警察や消防、自衛隊などがおよそ160人の態勢で捜索を続けています。

午前中は、土砂の流れ込んだ住宅から家具などを運び出す作業が行われていました。

また、男性が川に流された可能性もあることから、地元の川が流れ込む玄界灘では唐津海上保安部の巡視艇「やえぐも」が捜索にあたっていました。