バイデン大統領 ウクライナ軍の反転攻勢に期待示す

アメリカのバイデン大統領は、ウクライナ軍による反転攻勢について「このあと大きな進展を見せるだろう」と述べて期待を示すとともに、ロシア軍による侵攻が今後何年も続くことはないという見方を示しました。

アメリカのバイデン大統領は、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議に出席したあと訪問したフィンランドの首都ヘルシンキで13日、記者会見を行いました。

バイデン大統領は、ウクライナのNATO加盟を巡り、ロシアによる軍事侵攻中は認められないという考えを示していることが、プーチン大統領による侵攻の継続につながらないかと記者団に問われると「プーチン大統領はすでに負けている。彼が戦争に勝てる可能性はない」と述べて、これを否定しました。

そのうえでバイデン大統領は今後の見通しについて、ロシアの資源や能力に限りがあり、プーチン大統領も軍事侵攻を続けることについて経済的にも政治的にもロシアの利益にならないと気づくだろうなどと指摘し「戦争が今後、何年も続くとは思わない」と強調しました。

また、ウクライナ軍による反転攻勢について「このあと大きな進展を見せ、その先に交渉を経た合意があるだろう」と述べて期待を示しました。