6月の企業物価指数 前年比4.1%上昇 伸び率は鈍化

企業の間で取り引きされるモノの価格を示す先月の企業物価指数の速報値は、前の年の同じ月と比べて4.1%上昇しました。指数は依然として高い水準が続いていますが、5月と比べて伸び率は鈍化していて、原油などエネルギー価格が下落したことが主な要因です。

日銀が発表した先月の企業物価指数の速報値は、2020年の平均を100とした水準で119.0となり、高い水準が続いています。

一方で、上昇率は4.1%と5月の5.2%から伸びは鈍化しました。

上昇率が鈍化したのは、原油などのエネルギー価格が下落傾向にあり、電力や都市ガスの料金が下落したことが主な要因です。

また、調査対象となった515品目のうち、およそ83%に当たる430品目で値上がりしていて、飲食料品などで原材料価格の上昇を販売価格に転嫁する動きが続いています。

日銀は「飲食料品などの消費者に近い川下の部分で企業がコストの上昇を転嫁する動きが聞かれたが、ひところに比べるとそうした動きは緩やかになってきた。ただ引き続き不確実性が高い状況が続いていて、今後も、国際商品の市況や輸入物価の動向、それに価格転嫁の動きなどを注視していく」としています。