横綱 照ノ富士が12日から休場 名古屋場所4日目

大相撲の横綱 照ノ富士が、腰のけがのため名古屋場所4日目の12日から休場することになりました。

照ノ富士は、2場所連続の優勝を目指した今場所、2日目に錦木に初黒星を喫し、続く3日目の11日は翔猿に敗れて2日連続で金星を許し、1勝2敗となっていました。

師匠の伊勢ヶ濱親方によりますと、先月から腰の痛みを訴えていたということで、照ノ富士は11日、名古屋市内の病院で診察を受けた結果、腰椎の椎間板ヘルニアなどで1か月の安静と加療を要すると診断されました。

そして、日本相撲協会に休場を届け出て名古屋場所4日目の12日から休場し、横綱不在となりました。

照ノ富士の休場はことしの春場所以来17回目で、おととしの秋場所以降、横綱在位12場所で6回目です。

12日対戦する予定だった正代は不戦勝となりました。

伊勢ヶ濱親方は「腰が痛いのを我慢していたが、耐えきれなかった。腰が痛くて反り返ることができない。前かがみでしか相撲が取れなかった」と状態を説明しました。

照ノ富士は去年、両ひざの手術をしていて、11日の取組後は足を引きずるように土俵をあとにしましたが、「腰が悪いとああいう歩き方になる。ひざは大丈夫だ。順調に回復している」と話しました。

そのうえで再出場の可能性について「厳しい。1週間や2週間でどこまで調整できるのか難しいのではないか。まず痛みをとる治療をして先を考えないといけない」と述べました。