誤認逮捕2回 男性を40日間勾留 大阪府警

知人の女性をSNSのメッセージで脅したなどとして、大阪府警が、事件とは無関係の20代の男性を誤って2回にわたって逮捕していたことがわかりました。別の人物が男性になりすましてメッセージを送ったとみられ、男性はおよそ40日間勾留されたということで、府警は男性に謝罪するとともに詳しいいきさつを調べています。

大阪府警察本部によりますと、ことし4月、守口警察署が知人の女性に危害を加えるようなメッセージを送ったなどとして府内の20代の男性を脅迫と強要未遂の疑いで逮捕したということです。

さらに、5月には、女性のわいせつな画像を別の知人に送ったとして、この男性をリベンジポルノ防止法違反の疑いで再逮捕しました。

男性はおよそ40日間勾留され、いずれも処分保留で釈放されたあと、男性が送ったとされたメッセージや画像は別の人物のアカウントから送信されていて、何者かが男性になりすましたとみられることがわかりました。

男性は一貫して、容疑を否認していたということです。

警察は、10日、誤認逮捕だったとして男性に謝罪するとともに詳しいいきさつを調べています。

大阪府警察本部刑事総務課の津川浩徳課長は「心よりおわび申し上げます。事態を重く受け止め、捜査上の問題点を確認し、再発防止を徹底します」とコメントしています。