高校野球 西東京大会 初出場の特別支援学校 接戦の末 初戦敗退

夏の甲子園を目指す全国高校野球の西東京大会に都内の特別支援学校として初めて出場した「都立青鳥特別支援学校」は連合チームとして臨んだ初戦で、接戦の末、敗れました。

8日開幕した全国高校野球の西東京大会には、都立青鳥特別支援学校が都内の特別支援学校として初めて出場していて、部員は7人しかいないため、ほかの2校と連合チームを組んで、10日、都立松原と対戦しました。

連合チームは、2点をリードして迎えた2回ウラに10点を取られたものの、直後の3回オモテには、青鳥特別支援学校で唯一、スターティングメンバーの首藤理仁選手がフォアボールを選んで出塁し、そのあと、内野ゴロなどの間に三塁まで進むと、ライト前ヒットでホームに生還するなどして10点を取り返しました。

両者、譲らない展開で、5回を終えた時点で、18対18の同点でしたが、そのあと、連合チームはリードを広げられ、19対23で敗れました。

代打で出場した青鳥特別支援学校3年生の山口大河選手は「最初で最後の試合なので、負けたのは悔しいです」と話していました。

久保田浩司監督は「青鳥の生徒たちには大きな財産になったと思います。野球をやりたくてもできない子が野球をできるきっかけになればうれしいです」と話していました。