プロ野球オールスター ファン投票の阪神 近本と湯浅が出場辞退

今月、行われるプロ野球、オールスターゲームにファン投票で選出されていた阪神の近本光司選手と湯浅京己投手が、けがのため出場を辞退することになりました。

近本選手はファン投票で76万9000票余りを集め、両リーグを通じてトップの得票で選ばれていましたが、今月2日の巨人戦で右の脇腹付近にデッドボールを受けて「ろっ骨の骨折」と診断され、4日に1軍の出場選手登録を抹消されていました。

抑え投手部門で選出されていた湯浅投手は、先月3回リリーフを失敗し、16日に1軍の出場選手登録を抹消され2軍で調整しています。

こうした中、NPB=日本野球機構は、近本選手はろっ骨の骨折のため、湯浅投手は右腕の筋挫傷のため、オールスターゲームの出場を辞退すると発表しました。

近本選手は「たくさん投票していただいたなかで、出場できないことはすごく残念だが、今は1日、1日、自分ができることにしっかり取り組んで、少しでも早くグラウンドでプレーする姿をお見せできるように頑張ります」とコメントしています。

また湯浅投手は「楽しみにしていただいていたファンに申し訳ない。チームのためにまた全力で腕を振れるようにしっかり自分のコンディションを上げていきます」とコメントしています。

阪神からはファン投票でセ・リーグで史上最多となる10人が選出されていましたが、2人が辞退することになりました。