狩猟の魅力を紹介し担い手確保につなげる催し 秋田 由利本荘

クマやイノシシなどによる人や農産物への被害が相次ぐ中、狩猟の魅力を紹介し、担い手の確保につなげようという催しが、秋田県由利本荘市で開かれました。

秋田県と県の猟友会が由利本荘市にある県立総合射撃場で開いた催しには、県内各地からおよそ100人が参加し、6つに分かれたブースで狩猟や射撃に理解を深めました。

このうち、光線を発射して的をねらう「ビームライフル」の体験ブースでは、参加者たちが構え方や腕の角度について担当者から説明を受けたあと、実際に射撃に挑戦していました。

また、狩猟を室内で疑似体験できる「シューティングシミュレーター」のブースでは、画面の端から端へ飛んでいくかもをねらって撃ち、動く標的にねらいを定めることの難しさを体験していました。

このほか、狩猟免許の取得のための相談スペースもあり、参加者たちは担当者に免許の種類や申請のしかたなどについて尋ねていました。

北秋田市から来た9歳の男子小学生は「ビームライフルに挑戦しました。的をねらった状態で少し時間をおいて打つといい点数がでました。難しかったですが、楽しかったです」と話していました。

秋田市から来た22歳の女性は「マタギに興味があったので参加しました。実際にいろいろな体験ができイメージがしやすかったです」と話していました。