「沖縄角力」大会 米兵も参加し熱戦繰り広げる 名護 辺野古

伝統の「沖縄角力」の大会が沖縄県名護市辺野古で行われ、県内各地の力自慢に加えてアメリカ軍基地の兵士たちも参加し、熱戦を繰り広げました。

「沖縄角力」は、沖縄の伝統的な相撲で、柔道着などを着て互いの帯をつかんだ状態で勝負を始め、相手の背中などを地面につければ勝ちとなります。

8日、名護市辺野古で新型コロナの影響で4年ぶりとなる大会が行われ、地元をはじめ宜野座村や久米島町などからも、小学生から大人までおよそ100人の力自慢が出場しました。

力士たちは、腰を落として投げられないようにふんばりながら、相手の帯を引いたり、足をはらって豪快に投げ倒したりしていました。

また、会場近くのアメリカ軍基地キャンプシュワブの兵士たちも出場し、沖縄伝統のすもうに挑戦しました。

詰めかけた観客は、4年ぶりに会場で繰り広げられる熱戦に大きな拍手を送っていました。

女性の部に出場した辺野古地区で働く20代の女性は「緊張しましたが、勝てたのでうれしいです。伝統を継承し、みんなで楽しくできるのがいいなと思いました」と話していました。

また、久米島町から出場した男性は「技が豪快で、決まったときはうれしいです」と話していました。