東京 浅草寺本堂の天井画の一部剥がれる 今後修復へ

東京 浅草の浅草寺で8日、本堂の天井画の一部が剥がれました。剥がれた部分は8日夜のうちに撤去されて、9日の参拝に影響はなく、寺は今後、修復することにしています。

浅草寺によりますと8日午前11時ごろ、本堂の天井にある縦6.4メートル横4.9メートルの天井画「龍之図」のほとんどが剥がれていることがわかったということです。

剥がれた部分が天井から垂れ下がった状態になったということですが、8日夜のうちに撤去され、大勢の人が訪れる「ほおずき市」が開かれる9日の参拝への影響はありませんでした。

「龍之図」は日本画家の川端龍子が、浅草寺の本堂が再建された昭和33年に描いたもので、寺では、原因は経年劣化ではないかとしていて、11日以降に修復作業を検討しているということです。

浅草寺の清水谷尚順教化部執事は「剥がれてしまった『龍之図』を楽しみに来られる方もいます。参拝される方のためにもなるべく早く修復したいです」と話していました。