「春秋航空」新千歳と上海結ぶ便 約3年4か月ぶりに運航再開

新千歳と上海を結ぶ便を運航していた中国の「春秋航空」は、新型コロナの影響でこの便を運休していましたが、需要の回復が見込めるとして、8日から運航を再開しました。中国本土と北海道内を結ぶ便の運航は2020年3月以来、およそ3年4か月ぶりとなりました。

春秋航空の新千歳・上海便は、火曜日と土曜日にそれぞれ1往復で運航が再開され、8日正午すぎに新千歳空港に最初の便が到着しました。

中国本土と道内を結ぶ直行便の運航は2020年3月以来となり、およそ130人の乗客が降り立つと空港の関係者などが横断幕を掲げて歓迎しました。

上海から訪れた女性は「きょうの再開にあわせて旅行の計画を立てました。札幌や富良野を訪れて、花を見たり刺身を食べたりするのが楽しみです」と話していました。

一方で、新千歳空港から入国した外国人は先月は8万6000人余りと2019年の同じ月と比べて55%にとどまっていて、今回の運航再開が旅客数の増加につながるか注目されます。