ダルビッシュ有 5回3失点で勝敗つかず 先発復帰も感覚戻らず

大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手が7日、本拠地のサンディエゴで行われたメッツ戦に先発登板し、5回3失点で勝ち負けはつきませんでした。

ダルビッシュ投手は、体調不良で登板を回避していた間に体重がおよそ3キロ落ちていて、試合後は「3回くらいから疲れを感じていたので、やっぱりまだ感覚が少しおかしい部分があったし、体力的な部分がいちばん大きかった」と振り返りました。

ダルビッシュ投手は6月21日に先発して以降、体調不良で登板を回避していましたが、7日のメッツ戦から復帰して今シーズン15回目の先発マウンドに上がりました。

1回はフォアボールとヒットなどで1アウト満塁のピンチを招き、ショートへの内野安打で1点を失いました。

味方打線が2回までに3点を奪って逆転したあと、3回は3番バッターにソロホームランを打たれ、さらに5番バッターの打球が背中を直撃し、2アウト一塁二塁とピンチが広がりましたが、後続を空振り三振に打ち取りました。

この日のダルビッシュ投手は変化球の制球に苦しみ、5回はフォアボールで出したランナーをタイムリーヒットで返され、3対3の同点に追いつかれました。

ダルビッシュ投手は同点のまま5回でマウンドを降り、100球を投げて3失点、打たれたヒットは7本、三振を4個奪い、フォアボールが3つ、デッドボールが1つでした。

通算成績は5勝6敗のままで、防御率は4.87になりました。

試合はパドレスが延長10回に4点を勝ち越され、その裏2点を返しましたが、5対7で敗れました。

ダルビッシュ「3回くらいから疲れを感じていた」

ダルビッシュ投手は、体調不良で登板を回避していた間に体重がおよそ3キロ落ちていて、試合後は「3回くらいから疲れを感じていたので、やっぱりまだ感覚が少しおかしい部分があったし、体力的な部分がいちばん大きかった。左足を地面に着いてから体が強く回れないところがあり、変化球が曲がるのが少し早かった気がする」と振り返りました。

オールスターゲーム前はこれが最後の登板となりましたが、パドレスはここまでナショナルリーグ西部地区の4位に低迷していて、ダルビッシュ投手は「きょうの試合がいい刺激になったと思うのでまた次、普通に投げられればいいと思う。オールスターブレークでリフレッシュして後半戦また1からだと思ってやっていけば、いい結果になると思う」と勝負のシーズン後半へ気持ちを切り替えていました。