安倍元首相死去1年 きょう岸田首相ら参列して一周忌法要

安倍元総理大臣が選挙の応援演説中に銃撃され、亡くなってから8日で1年です。東京都内の寺院で岸田総理大臣らが参列して一周忌の法要が営まれるほか、一般向けの献花台も設けられることになっています。

安倍元総理大臣が奈良市で参議院選挙の応援演説中に銃撃され、亡くなってから8日で1年です。

東京 港区の増上寺では、午前中、岸田総理大臣をはじめ政財界の関係者が参列して一周忌の法要が営まれ、午後には一般向けの献花台も設けられることになっています。

また、自民党安倍派は都内で「しのぶ会」を開くことにしています。

一方、銃撃事件をきっかけに旧統一教会をめぐる問題が明らかになったことを受け、政府は、教団について解散命令に該当しうる事実関係を把握した場合には裁判所に請求することを検討する方針で、これまで宗教法人法に基づく「質問権」を6度にわたって行使して教団の組織運営などの調査を進めています。

また自民党は党の運営方針を改め、所属議員に、一切、旧統一教会と関係を持たないことなどを徹底していくとしていますが、地方議会では自民党議員が旧統一教会の信者だと公表している議員と同じ会派を組むケースなども見られ、今後も説明が求められそうです。

さらに、会長が不在の状態が続く安倍派では、会長代理の塩谷 元文部科学大臣らが速やかに新たな会長を選ぶべきだと主張しているのに対し、萩生田政務調査会長や松野官房長官ら5人が自分たちを中心とした体制への移行を目指していて、主導権争いが表面化することも予想されます。