ウクライナ TPPへの加入を正式に申請

ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナが、日本など11か国が参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定への加入を正式に申請したことがわかりました。

これは、TPPの取りまとめ役となっているニュージーランド政府が7日、明らかにしたものです。

ことし5月にウクライナから加入の申請を受けたとしています。

TPPには、日本やオーストラリア、シンガポールなど11か国が参加していて、GDP=国内総生産の合計は11兆ドルを超える規模になります。

ウクライナとしてはロシアの軍事侵攻を受ける中で、TPP参加国との間で経済的な結び付きを深め、関係を強化したいねらいがあるとみられます。

加入するには、すべての参加国から同意を得ることが必要で、今月中旬に開かれる参加国の閣僚会合の中で、ウクライナの申請について議論される可能性があります。

TPPにはウクライナのほか、中国や台湾などが加入を申請していて、今後どのように議論が進められるかが焦点となっています。