海外の投資家 日本の株式 2週ぶりに買い越しも 勢いには一服感

先週、海外の投資家が日本の株式を買った額は売った額を上回り、2週ぶりに買い越しとなりましたが、一時期に比べると勢いには一服感が出ています。

東京証券取引所のまとめによりますと、6月26日から30日までに東京と名古屋の証券取引所で海外の投資家が株式を買った額は、売った額を3041億円余り上回りました。

海外の投資家が日本の株式を買い越すのは2週ぶりです。

ただ、6月中旬にかけては12週にわたって買い越しが続き、4月の一時期は、買い越しの額が1兆円を超えていたのと比べると、勢いには一服感が出ています。

市場関係者は「アメリカなど海外経済の減速への警戒から日本株に買いが集中していたがその勢いが急ピッチだったため、いくぶん落ち着いてきたとみられる」と話しています。