“プリゴジン氏はロシア国内にいる” ルカシェンコ大統領

ロシアと同盟関係にある隣国ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ロシア国内で武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏についてロシア国内にいることを明らかにしました。

ベラルーシの大統領府によりますと、ルカシェンコ大統領は6日、首都ミンスクで記者団の取材に応じました。

その中で、ロシア国内で武装反乱を起こし、その後の動向に関心が集まっている民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏について、ルカシェンコ大統領は「プリゴジン氏はサンクトペテルブルクにいる。モスクワに行ったかもしれないが、ベラルーシ国内にはいない」と述べ、プリゴジン氏が現在はロシア国内にいると明らかにしました。

また、ワグネルの戦闘員について「常設のキャンプにいる」としています。

具体的な場所は明確にしていません。

ルカシェンコ大統領は、ロシアのプーチン政権とプリゴジン氏の間で仲介役を担ったとされていて先月27日にはプリゴジン氏がベラルーシ国内にいると明らかにするとともに、ワグネルの部隊の受け入れについて歓迎する考えを示していました。

一方、ベラルーシと国境を接するウクライナ側は警戒を強めていて、ゼレンスキー大統領は、国境を接する北部の防衛を強化する方針を決定したことを明らかにしています。