東京 港区と障害者スポーツ団体 バリアフリーまちづくりで協定

東京・港区は障害者スポーツの普及と、バリアフリーのまちづくりを進めようと、障害者のスポーツ団体と協定を結びました。

港区が協定を結んだのは「日本障がい者サッカー連盟」です。

6日、区役所で締結式が行われ、協定では選手の練習環境を整えることや、選手を小学校などに招いて障害への理解促進を図るほか、街のバリアフリ-化を進めることが盛り込まれています。

再来年の2025年には、日本で初めてとなる聴覚障害のある人たちのスポーツの国際大会「デフリンピック」が開催されることから、港区では選手と交流しながら障害者スポーツを普及したいとしています。

港区の武井雅昭区長は、「この取り組みで地域共生社会を実現させていきたい」と話していました。

元サッカー日本代表で日本障がい者サッカー連盟の北澤豪会長は、「相手のことを理解しなければ成り立たないスポーツは、障害のことを理解する大きな鍵になる。スポーツというみんなが楽しめる切り口から社会改革につなげていきたい」と話していました。