国際NGO 寄付受けた食品や菓子をこん包 困窮する家庭に発送へ

物価の高騰が続く中、経済的に厳しい状況にある家庭に給食がなくなる夏休み中の食事に役立ててもらおうと、国際NGOから送られる食料品などの物資をこん包する作業が行われました。

この取り組みは国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が行っているもので、6日は千葉県船橋市の倉庫で、ボランティアなどが物資をこん包する作業を行いました。

物資は取り組みに賛同している企業から寄付を受けたコメやレトルト食品、菓子類などで、申し込みのあった経済的に困窮している家庭や、ひとり親家庭などあわせて5000世帯に送られます。

NGOが実施したアンケートでは、子どもをもつ親から「何もかもが値上がりしてしまい、夏休みが近づくにつれて子どもたちの昼ごはんが用意できるか心配だ」などと、物価の高騰に対する不安の声が多く寄せられたということです。

「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の川上園子さんは、「夏休みは給食がなくなり、十分に食事がとれない子どもが増えてしまいがちです。今後も冬休みなどの前に支援を続けていくとともに、切実な声を国に届けて、支援する政策を考えてもらいたいです」と話していました。