アレフを再発防止処分違反などの疑いで刑事告発 公安調査庁

オウム真理教から名前を変えた教団「アレフ」の信者が、使用を禁止されている大阪市の教団施設で立ち入り検査を妨害したなどとして、公安調査庁は再発防止処分違反などの疑いで刑事告発しました。

公安調査庁は、オウム真理教から名前を変えた教団「アレフ」に対し、無差別の大量殺人などを起こさないように、拠点や資産などの活動実態を報告するよう義務づけています。

しかし、教団側がそれを怠ったとして、ことし3月、一部の教団施設の使用や教団への寄付を半年間禁止する再発防止処分が適用されました。

公安調査庁によりますと、ことし4月、使用が一部禁止されている大阪市の教団施設に立ち入り検査を行ったところ、信者が立ちはだかって検査を妨害するなどしたということです。

このため、公安調査庁は先月、信者4人を再発防止処分違反などの疑いで大阪府警に刑事告発しました。

公安調査庁が「アレフ」の信者を再発防止処分違反の疑いで刑事告発するのは初めてです。