メタ 新SNS「スレッズ」6日から提供 日本語など30以上の言語で

アメリカのIT大手で、フェイスブックを運営するメタは、文章を投稿して共有する新たなSNSを6日から提供する予定だと明らかにしました。専門家は、情報の発信などに広く使われてきたツイッターで混乱が続き、ほかのサービスに移る動きも出ているなか、多くの人が利用するSNSがかわっていく転換点になる可能性もあるとしています。

メタによりますと、新たなSNS「スレッズ」はツイッターのように文章を投稿し共有できるということで、英語や日本語など30以上の言語で、6日から提供するとしています。

日本国内では現在、ツイッターが個人だけでなく自治体や企業の情報発信や防災情報の提供などに広く使われていますが、今月1日、インターネット上のデータ収集などにおける不正行為を理由に、一日当たりの投稿の閲覧数を制限する措置を打ち出し、利用者から不満の声が上がり、ツイッターと同等の機能を持つSNSに移行する動きも出ていました。

こうした動きについて、SNSに詳しい国際大学の山口真一准教授は「ツイッターの相次ぐ仕様変更によって、利便性が損われていると感じる人も出てきている。別のサービスを探す動きが活発化していて、ツイッター離れが今後、大きなうねりとなることもあり得る」と話しています。

そのうえで「メタは勝算があると思って提供を開始すると思われる。今回の動きがひとつの転換点となる可能性がある」という認識を示しました。