社会

小田急線 刺傷事件 被告に懲役20年を求刑 検察

おととし、走行中の小田急線の車内で複数の乗客が切りつけられた事件の裁判で、検察は「幸せな人たちや社会に対する憤りを晴らすために電車内で無差別に多くの人を殺害しようとした過去に類を見ない事件だ」として、被告に懲役20年を求刑しました。

おととし8月、東京 世田谷区を走行していた小田急線の車内で、複数の乗客が刃物で切りつけられるなどして重軽傷を負った事件では、無職の對馬悠介被告(37)が、乗客3人に対する殺人未遂などの罪に問われています。

6日の裁判で、検察は「被告は幸せな人たちや社会に対する憤りを晴らすために、無差別大量殺人を実行しようと決意した。被害者3人は逃げ場がない走行中の電車内で被害にあい、適切な治療がされなければ死亡するおそれもあった。電車内という密室で行われた過去に類を見ない無差別事件だ」として、懲役20年を求刑しました。

一方、弁護側は「事件の1、2か月ほど前から大量殺人を妄想していたが、実行するつもりはなく、犯行には飲酒の影響もあり、計画性はなかった。事件のあとは反省していて、被告には立ち直りの可能性がある」などと主張しました。

最後に被告は「被害者の方などに申し訳ない。自分は刑務所から出ないほうがいいと思っている」と述べました。

判決は7月14日に言い渡される予定です。

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