ラグビーW杯フランス大会へ 日本代表の宮崎合宿が公開

ラグビーワールドカップフランス大会の開幕までおよそ2か月となる中、宮崎市で行われている日本代表の合宿が報道陣に公開され、選手たちは攻守に分かれて実戦的な練習を行いました。

9月8日に開幕するワールドカップフランス大会で世界ランキング10位の日本は初のベスト8進出を果たした前回大会を上回る成績を目指しています。

日本代表と代表候補の選手たちは、先月の千葉県浦安市での合宿に続いて今週から来月3日まで宮崎市で合宿を行い、週末には強化試合やテストマッチに臨みます。

宮崎市での合宿では、戦術や戦略への理解を深めることを目的とし、実戦に向けたトレーニングが行われています。

5日、報道陣やファンにおよそ30分間公開された練習では、攻守に分かれて連係プレーの確認を行ったあと、ポジションごとにキックやパスなどの技術を磨いていました。

ロングキックが持ち味の山中亮平選手は、短い距離から徐々に距離を伸ばしてペナルティーゴールの練習を行い、ねらい通りの位置にキックを決めるとファンやコーチなどから「うまい」などと歓声が起きました。

会場には500人以上のファンが訪れ、選手たちはサインや記念撮影に応じていました。

日本代表のメンバーはこの合宿と強化試合、テストマッチを経て最終的に33人に絞られ、来月中に本大会に臨むメンバーが発表されます。

ジョセフヘッドコーチ「しっかりいいチーム作りを」

ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「選手たちは自信を持って練習をしていた。ワールドカップまでしっかりいいチーム作りをしていきたい」と話していました。

また、今月8日に東京・秩父宮ラグビー場で行われるニュージーランド代表のセカンドチームとの強化試合は、フランカーのリーチマイケル選手と、スクラムハーフの流大選手の2人が共同キャプテンを務めることを明らかにしました。