KAT-TUN 元メンバー田中聖被告「薬物と縁切りたい」2審始まる

覚醒剤を使用した罪などに問われ、1審で実刑判決が言い渡された人気アイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー、田中聖被告の2審の裁判が開かれ、被告は「薬物とは縁を切り立ち直らなければいけない」と話しました。

人気アイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー田中聖被告(37)は、別の覚醒剤事件で執行猶予のついた有罪判決を受けた直後の去年6月、自宅のある千葉県柏市で覚醒剤を使用した罪などに問われ、1審の千葉地方裁判所松戸支部で懲役1年4か月の実刑判決が言い渡されました。

被告側は刑が重すぎるとして控訴し、5日から東京高等裁判所で2審の裁判が始まりました。

出廷した田中被告は、弁護士からの質問に対し、「仕事のプレッシャーもあり、薬物に逃げてしまった。逮捕されて家族など一番大切な人を傷つけた。今後は薬物とは縁を切りたい」と話しました。

また、裁判長から「以前も二度とやらないと言っていたが」と問われると、「薬物との向き合い方が甘かった。治療を受けて考えが甘かったことを自覚できたので、立ち直らなければいけないと思っている」と答えました。

被告は、黒いスーツ姿で黒っぽいマスクをしていて、質問に対し、終始、落ち着いた様子で答えていました。

別の覚醒剤事件については、執行猶予のついた懲役1年8か月の有罪判決が確定しています。