レッサーパンダ「風太」20歳の誕生日 千葉市動物公園

2本足で立ち上がる姿が人気の、千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太」が20歳の誕生日を迎え、記念のセレモニーが行われました。

2003年7月に静岡市の動物園で生まれたレッサーパンダの風太は翌年に千葉市動物公園に移ったあと、背筋を伸ばして2本足で立ち上がる姿で全国的な人気となりました。

5日、20歳の誕生日を迎えた風太を祝おうと動物園にはおよそ400人のファンが集まり記念のセレモニーが行われました。

千葉市の神谷俊一市長が「愛らしい立ち姿で大きな驚きと感動を与え、いまもなお人々を笑顔にしてくれています」とあいさつしました。

このあと、好物のリンゴやメロンを盛り合わせた“バースデーケーキ”がプレゼントされました。

ただ、風太は小屋の中から出てきたもののケーキにはなかなか近寄らず、ファンがその姿を追いながら写真を撮るなどしていました。

市内から2歳の子どもと訪れた母親は「小さい頃から見てきたので、こうして20歳の誕生日をお祝いできてよかったです」と話していました。

風太は人なら80歳を超えるということです。

千葉市動物公園の鏑木一誠園長は「レッサーパンダ界の人気者なので、節目の20歳を迎えられたのはとてもうれしく思います。今後も健康で過ごせるよう見守っていきたいです」と話していました。