4月の生活保護申請は約1万9600件 去年4月と比べ10%余増加

ことし4月の生活保護の申請件数は全国でおよそ1万9600件で去年4月と比べて10%余り増えました。前の年の同じ月を上回るのは4か月連続です。

厚生労働省によりますとことし4月に申請された生活保護の申請件数は全国で1万9633件で、去年4月に比べて1875件、率にして10.6%増えました。

前の年の同じ月を上回るのは4か月連続です。

また、ことし4月に生活保護の受給を新たに始めたのは1万7851世帯で、去年4月に比べて13.9%増えました。

生活保護を受給している世帯は全国で164万3887世帯となっています。

厚生労働省は「去年2月から4月の申請件数が例年に比べて低い水準だったことが増加率が連続で大きくなっている理由と考えられる。ただ、ことし4月は新型コロナの5類移行前なので、コロナの影響の長期化や物価高を含む経済情勢も影響しているとみられる。生活に困っている人はためらわずに自治体の窓口に相談してほしい」としています。