テオ・ヤンセンさんは、プラスチックのチューブやペットボトルを組み合わせ、風の力で生き物のように動く巨大な作品を作ることで知られ、“現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ”とも呼ばれています。
ヤンセンさんの作品を集めた展示会が、今月7日から松江市の島根県立美術館で始まるのを前に、4日は松江城で「アニマリス・オルディス」という作品がお披露目されました。
この作品は、プラスチックのチューブや布の帆などが使われた、高さ2メートル40センチ、幅4メートルほどの巨大なもので、風の力を受けて動くこともできます。
訪れた観光客が手で作品を押すと、12本の脚がまるで生きているかのように複雑に連動して動き、ゆっくりと前に進んでいきました。
作品を動かしてみた人は「どうやって動いているか分かりませんが感動しました」と話していました。
島根県立美術館の三浦洋輔さんは「中国地方で初めて展示するなかなかみることができない貴重なアート作品で、まるで生きているかのような動きを楽しんでほしいです」と話していました。
“動く巨大アート” テオ・ヤンセンさんの作品 お披露目 松江
風の力で生き物のように動く巨大なアート作品で知られるオランダ出身のアーティスト、テオ・ヤンセンさんの作品が、松江市でお披露目されました。