岸田首相 AI開発で研究者やスタートアップ企業支援へ

岸田総理大臣は、生成AIをテーマに都内で開かれたシンポジウムで、AIの開発力を高めなければ産業競争力を失うおそれもあるとして、質の高いデータの提供などを通じ、日本の研究者やスタートアップ企業の技術開発を支援していく考えを示しました。

岸田総理大臣は、4日午後、ソフトバンクグループの孫正義社長やChatGPTを開発したアメリカの企業の幹部らも出席して東京大学で開かれたシンポジウムに出席し、あいさつしました。

この中で岸田総理大臣は「一定程度、AIを開発する力を持たなければ、多くの産業で競争力を一気に失うおそれもある。日本のAI開発力は、現時点で世界と比較して決して高くはない」と指摘しました。

その上で「生成AIの鍵を握るのは計算資源と良質なデータだ」と強調し、計算処理能力の向上や、質の高いデータの提供を通じて、日本の研究者やスタートアップ企業の技術開発を支援していく考えを示しました。

また国際的なルールと整合性をとりながら、情報漏えいや著作権の侵害など、生成AIをめぐるさまざまなリスクへの対応をとっていく重要性も指摘し、必要なガイドラインづくりなどに取り組んでいく方針も示しました。