健康保険証とマイナンバーカード 希望せず一体化 新たに6件

マイナンバーカードのトラブルが相次ぐ中、厚生労働省は、本人が希望していないにもかかわらず、健康保険証とマイナンバーカードが一体化されていたケースが、新たに6件確認されたと発表しました。

本人が希望していないにもかかわらず、健康保険証とマイナンバーカードが一体化されていたケースは、これまでに5件確認されていて、厚生労働省は4日、同様のケースが新たに6件確認されたと発表しました。

いずれも新しいカードの交付手続きを行う際、自治体の担当者が本人の希望をよく確認せずに保険証としての利用登録を行っていたということで、本人からの申し出で、すでに登録は解除されたということです。

厚生労働省は、本人の同意がない利用登録が行われた場合、例外的に解除は可能だとする一方、一体化した保険証では過去の医療情報に基づいた、よりよい医療を受けられるなどとして、一体化への理解を求めています。