リコーと連携し小学校に次世代の太陽電池を提供 東京 大田区

東京 大田区は、精密機器大手の「リコー」と連携して、区内の小学校に次世代の太陽電池として注目される「ペロブスカイト太陽電池」を提供し、国連が掲げる持続可能な開発目標、「SDGs」などの学習を進めることになりました。

東京 大田区と精密機器大手の「リコー」などは4日、トップが出席して「SDGs」への取り組みをさらに進めるための連携協定を締結しました。

協定では「リコー」側が次世代の太陽電池として注目され、薄いシート状で折り曲げられる「ペロブスカイト太陽電池」を区内の小学校に提供し、発電した電力を照明灯に使ったり、これを使って環境についての出前授業を行ったりします。

このほか、人材不足に悩む区内の事業者に「リコー」側のさまざまな技術や知識を持つシニア人材を派遣する協定も結びました。

協定の会見で、大田区の鈴木昌雅区長は「互いの強みを連携させて持続可能な大田区の実現を目指したい」と話していました。

また、「リコー」の山下良則会長は「環境関連の技術に力を入れているので、この機会を生かして取り組みを進めたい」と話していました。