高校の体育祭で熱中症か 生徒6人搬送 滋賀 栗東

4日昼前、滋賀県栗東市の県立高校で体育祭に参加していた6人の生徒が熱中症とみられる症状を訴え、病院に搬送されました。

4日午前11時半ごろ、滋賀県栗東市の県立国際情報高校で「体育祭の途中で熱中症のような症状で生徒が動けなくなった」と教員から消防に通報がありました。

消防によりますと、体育祭に参加していた1年生から3年生までの男女合わせて6人の生徒が熱中症とみられる症状を訴え、病院に搬送されました。

搬送時は4人が中等症、2人が軽症とみられ、いずれも命に別状はないということです。

高校によりますと、4日午前中にグラウンドを使って全学年の生徒が参加する体育祭が行われていて、搬送された生徒たちは大縄跳びの競技の際に、相次いで症状を訴えたということです。

栗東市に隣接する大津市では、4日正午の時点で30度近くに達していて、午前11時の時点で、環境省などが気温や湿度をもとに発表する「暑さ指数」は激しい運動を避けるよう呼びかける「厳重警戒」となっていました。

高校「申し訳なかった 今後 改善を進めたい」

県立国際情報高校は「体育祭を行うにあたり生徒たちに500ミリリットルのスポーツドリンクを1本ずつ配ったり、競技以外の時間はテントの中で待機させたりするなど、熱中症対策を行っていました」と説明しています。

そのうえで「生徒や保護者にご迷惑をおかけしたことは申し訳なかったと思っています。今後、体育祭の実施時期や場所などについて検討し、改善を進めていきたいと考えています」としています。