タイに逃れたミャンマー人が通う学校 日本が支援の新校舎完成

2年前の軍事クーデター以降、戦闘が続くミャンマーから隣国のタイに逃れてきた子どもたちを支援しようと、タイ南部の学習施設に日本政府の支援による新しい校舎が完成しました。

タイ南部パンガー県にはミャンマーから移住してきた子どもたちが通う学習施設がタイのNGOによって運営されてきましたが、2年前のクーデター以降、軍と民主派勢力などとの戦闘から家族とともに逃れてきた子どもが急増し、教室が足りなくなりました。

これを受けて日本政府は、新しい校舎の建設費用として、ODA=政府開発援助の枠組みでおよそ1300万円を拠出し、3日に完成した校舎の引き渡し式が行われました。

式典では子どもたちがそれぞれの民族衣装を身にまとって踊りを披露し、校舎の完成を祝っていました。

施設を運営するNGOのトゥー・チット事務局長は「新しい校舎を提供してもらい、日本政府と日本の国民に感謝している。ミャンマーではクーデター以降、教育制度が機能不全に陥っているので、ここで高等教育を提供し、タイで仕事に就いてもらうことが目標だ」と話していました。

タイにある日本大使館の大場雄一次席公使は「日本は国の将来を担うミャンマーの子どもたちの教育支援に力を入れている。情勢の悪化で、隣国タイでも支援が求められていることから、今後もぜい弱な子どもたちへの人道支援を行っていきたい」と話していました。