プーチン大統領“反乱起きた24日は首都離れヨット乗船”米報道

ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏による武装反乱が起きていた先月24日、プーチン大統領は、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで友人のヨットに乗っていたとアメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズが伝えました。

この記事はプーチン政権に批判的なロシアの独立系メディア「ドーシチ」の元編集長、ズイガリ氏が政権に近い関係者の話をもとに寄稿したものです。

それによりますとプーチン大統領は保守系財閥のコワルチュク氏のヨットに乗り、サンクトペテルブルクのネバ川で行われた赤い帆船と光の祭典を観覧していたということです。

ズイガリ氏は「プーチン氏の側近に近い関係者の意見ではこれはプーチン氏が現実を把握できていないことを示す最も明白な証拠だ」とし、今回の反乱を受けて「プーチン氏は弱く、コントロールがきかないという最悪の姿を見せてしまった」としてプーチン大統領にとって大きなダメージとなり権威を弱めたと分析しています。

これに対してロシア大統領府のペスコフ報道官は24日当日に「大統領はモスクワのクレムリンで執務を行っている」と強調していました。