巨人 石川慎吾とロッテ 小沼健太がトレード

プロ野球巨人の外野手、石川慎吾選手と、ロッテの小沼健太投手の交換トレードが両球団から発表されました。

巨人からロッテに移籍する石川選手はプロ12年目の30歳。ドラフト3位で日本ハムに入団したあと、2016年のオフシーズンにトレードで巨人に移籍しました。

パンチ力のあるバッティングが持ち味の右投げ右打ちの外野手で、今シーズンは2軍で3割5分8厘、ホームラン4本の成績を残していましたが、ここまで1軍での出場はありませんでした。

石川選手は「ジャイアンツの7年間は本当に濃い時間でした。期待にそえる活躍ができなかった僕に対してファンの皆さんはいつも温かい声援をおくってくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。明日からはチャンスをいただいた千葉ロッテマリーンズの期待にこたえられるように精一杯頑張ります」とコメントしています。

一方、ロッテから巨人に移籍する小沼投手はプロ3年目の25歳。独立リーグから育成ドラフト2位でロッテに入団すると、昨シーズンから支配下登録となりました。身長1メートル89センチの長身から投げる150キロを超える力強い速球が持ち味で、今シーズンは中継ぎとして4試合に登板して防御率は9.00でした。小沼投手の背番号は「92」に決まりました。

小沼投手は「ファンの皆様の応援を受けながら投げることが出来て、本当に幸せでした。自分が思い描いていたような結果を残すことができず悔しいですが、新しいチームではストライクゾーンでどんどん勝負する自分の特徴を生かしたピッチングをして、1軍定着できるように頑張りたいと思います」とコメントしています。

今回のトレードはリリーフ陣の強化を図りたい巨人と、ホームランがリーグ最少で得点力向上が急務となっているロッテの思惑が一致したものとみられます。