上半期国内新車販売 去年同期比17.4%増 半導体不足影響緩和

ことし上半期に国内で販売された新車の台数は、半導体不足の影響が和らぎ生産が回復していることから、去年の同じ時期に比べ17%余り増えました。

日本自動車販売協会連合会などによりますと、ことし1月から6月までの上半期に国内で販売された新車は245万600台で、去年の同じ時期に比べて36万台余り、率にして17.4%と大きく回復しました。

去年の同じ時期は、過去10年で最も少ない台数でしたが、新型コロナの影響による減産から回復し、半導体の供給不足が和らいでいることが主な理由です。

内訳では
▽普通車やトラック、バスなどは去年より21.7%増えて、156万4335台、
▽軽自動車は10.7%増えて、88万6265台でした。

業界団体は「生産の持ち直しに加え、各社が新型モデルを相次いで投入したことも販売を回復させた。ただ、依然として半導体不足の解消までには至っておらず、新車販売の回復が今後も順調に続くかは見通せない状況だ」としています。