両陛下は、3日午前、東京 台東区の日本芸術院会館に到着されました。
ことしの授賞式には合わせて9人が出席し、特に優れた業績に贈られる恩賜賞は、工芸家の大樋年雄さん(65)、詩人で文芸批評家の北川透さん(87)、それに能楽師で金剛流宗家の金剛永謹さん(72)の3人が受賞しました。

天皇皇后両陛下 日本芸術院賞の授賞式に出席
芸術の分野で優れた業績をあげた人たちに贈られる日本芸術院賞の授賞式が、天皇皇后両陛下も出席されて東京で行われました。

授賞式では、受賞者一人ひとりが両陛下の前に進み出て、日本芸術院の高階秀爾院長から賞状などを受け取り、両陛下はにこやかな表情で拍手を送られていました。
このあと両陛下は、恩賜賞の受賞者からそれぞれの業績について説明を受け、このうち工芸家の大樋さんには、皇后さまが「少しだけ陶芸をやったことがありまして」と話され、天皇陛下は「ますますご活躍ください」などとねぎらわれていました。