鹿児島 奄美地方で線状降水帯が発生 土砂災害など警戒呼びかけ

活発な梅雨前線の影響で、鹿児島県の奄美地方の一部では線状降水帯による非常に激しい雨が降り続き、気象庁は厳重な警戒が必要だとして、午前1時すぎに「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。

活発な梅雨前線の影響で鹿児島県の奄美地方の一部には発達した雨雲がかかり続けています。

鹿児島県十島村の宝島では、午前0時過ぎまでの1時間に90.5ミリの猛烈な雨を観測しました。

周辺にはその後も雨雲がかかっていて、気象庁は2日午前1時9分、鹿児島県の奄美地方で線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。

「線状降水帯」は発達した積乱雲が帯状に連なって大雨をもたらす現象で、気象庁は命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生する危険性が急激に高まっているとして、厳重に警戒するとともに安全を確保するよう呼びかけています。