広域強盗事件 “ルフィ” 腕時計の型式細かく指定し売却指示か

一連の広域強盗のうち去年、京都市で高級腕時計が奪われた事件で、「ルフィ」を名乗り指示を出していたとして逮捕された容疑者が、配下のメンバーに対し、腕時計の型式を細かく指定して売却させていた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかりました。

フィリピンを拠点にした特殊詐欺グループの幹部、今村磨人容疑者(39)は、一連の広域強盗のうち、去年5月に京都市の時計販売店から7000万円相当の高級腕時計が奪われた事件で、実行役らに指示を出していたとして、強盗の疑いで警視庁に逮捕され、1日午前、検察庁に送られました。

これまでの調べによりますと、奪われた腕時計は41点で、すでに逮捕・起訴されている「運搬役」の22歳の被告が東京まで運び、複数の人物によって都内で20点ほどが売りさばかれたことがわかっています。

その後の調べで、今村容疑者が事件のあと、この被告に対し、腕時計の型式を指定したうえで1度に数個ずつ「換金役」に渡すよう指示を出していた疑いがあることが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。

やり取りは秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で行われ、被告から被害品の写真を送らせるなどして、型式を確認していたということです。

また、保管場所について、新宿駅周辺などにあるコインロッカーを転々と移すよう指示していた疑いもあるということです。

警視庁は、フィリピンの収容所にいた容疑者が犯行場所に加え、被害品の保管・換金方法まで、具体的に指示を出していたとみて、グループの実態解明を進めています。