警察が保護した60代女性が死亡 手錠やベルト装着後に意識失う

6月30日午後、さいたま市の浦和警察署で警察が保護した60代の女性が、手錠やベルトを取り付けられたあとに意識を失い、病院に運ばれましたが死亡しました。警察は女性の死因や当時の詳しい状況を調べるとしています。

警察によりますと6月30日午前、69歳の女性が自宅で暴れていると家族から通報があり、警察官が駆けつけたところ女性が「死んでやる」などと叫びながら物を投げつけていたことから、「精神錯乱」を理由に女性を保護したということです。

女性は浦和警察署の保護室に入れられましたが、扉をたたいたり、大声をあげて暴れたりしたため、警察官が落ち着かせようと、手錠と、足に巻くベルトを装着したところ、突然いびきをかいて意識を失ったということです。

女性は、救急車で病院に運ばれましたが、2時間半余りたった午後6時20分ごろに死亡したということです。

警察は「現時点では対応に誤りはないと考えている」としていますが、今後、女性の死因や当時の詳しい状況を調べるとしています。