国際

ブラジル ボルソナロ前大統領の立候補資格停止 権力乱用と判断

ブラジルの裁判所は去年の大統領選挙で敗北したボルソナロ前大統領がブラジルの選挙制度に対する根拠のない批判を行ったことは権力の乱用にあたるとの判断を示し、ボルソナロ氏の大統領選挙を含めた選挙への立候補の資格を8年間、停止することを決めました。

去年10月に行われたブラジルの大統領選挙で敗北したボルソナロ前大統領は、電子投票が導入されたブラジルの選挙制度について「不正が行われるおそれがある」などと選挙前に繰り返し批判してきました。

ブラジルの高等選挙裁判所は、ボルソナロ氏が去年7月、大統領官邸で開いた外国大使との会合の場でも根拠を示さないまま同様の批判を行ったことが権力の乱用にあたるかどうか、裁判の審理を進めていました。

そして30日、7人の裁判官のうち5人が権力の乱用にあたるとの判断を示し、多数決でボルソナロ氏の大統領選挙を含めた選挙への立候補の資格を8年間、停止することを決めました。

これに対し、ボルソナロ氏は「選挙の信頼性を高めようとすることがなぜ罪になるのか」などと述べ、弁護士と今後の対応を検討するとしています。

ボルソナロ氏をめぐってはブラジル国内でいまも影響力を保ち保守層を中心に強固な支持者も多いことから、地元メディアは今回の判断が今後のブラジル政治に与える影響は極めて大きいと伝えています。

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