自民 安倍派 “5人の議員を中心とした体制への移行目指す”

安倍元総理大臣が亡くなって来週で1年になるのを前に、萩生田政務調査会長や松野官房長官ら自民党安倍派のいわゆる「5人衆」が会談し、今後の派閥運営について、5人を中心とした体制への移行を目指す方針を確認しました。

自民党最大派閥の安倍派は、去年7月に安倍元総理大臣が亡くなったあと会長不在の状態が続いていて、会長代理を務める、塩谷元文部科学大臣と下村元政務調査会長のほか、萩生田政務調査会長、世耕参議院幹事長、松野官房長官、西村経済産業大臣、高木国会対策委員長のいわゆる「5人衆」が中心となって派閥を運営しています。

30日は、オンライン参加も含め「5人衆」が国会内で会談しました。

会談では、今後、見込まれる内閣改造や党役員人事を見据え、派閥としての交渉力を高めるため、5人を中心とした体制への移行を目指す方針を確認しました。

そして、現在、会長代理を務める、塩谷氏や下村氏への対応などについて意見を交わしたということです。

安倍派では「5人衆」の動きに対し、ベテラン議員を中心に反発する声も出ていて、派閥内の主導権争いが活発になっています。