イニエスタ ヴィッセル神戸であす最後の試合 “楽しみたい”

サッカーJ1、ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手が退団前、最後の試合となる7月1日のリーグ戦を前に取材に応じ「いろいろな感情が込み上げてくると思うが最大限試合に集中して楽しみたい」と意気込みました。

イニエスタ選手は、2018年にスペインの強豪、バルセロナを退団してヴィッセルに電撃加入し、世界中を驚かせました。

来日2シーズン目には天皇杯で優勝してクラブに初めてのタイトルをもたらしたほか、ACL=アジアチャンピオンズ・リーグに2回導くなど中心選手としてチームを支えました。

しかし、昨シーズンの後半からはチームの戦術の変更やケガで出番を減らし、今シーズンもここまでいずれも途中からの3試合の出場にとどまっていて、出場機会を求めるため7月1日、ホームで行われるリーグ戦を最後にヴィッセルを退団することが決まっています。

イニエスタ選手は、7月1日の試合を前に6月30日、オンラインで取材に応じ「サポーターからは感謝のことばでは表せない本当に多くのことをもらったし、その感謝の気持ちをプレーで伝えたい。自分が出せる最大限を出して最後にふさわしい試合にできれば」と意気込みました。

そのうえで「喜びや、悲しみいろいろな感情が込み上げてくると思うが、最大限試合に集中して楽しみたい」と話していました。

ヴィッセルによりますと、7月1日の試合はチケットがほぼ完売し、今シーズン最多の来場が見込まれるということで、試合後に行われるセレモニーでイニエスタ選手がサポーターにどんなことばを伝えるかにも注目が集まります。