司法試験 2026年にもデジタル化 筆記からパソコンの受験方式に

弁護士などになるための司法試験が今の筆記から、2026年にもデジタル化され、パソコンで受験する方式に変わることになり、齋藤法務大臣は「実現に向けた取り組みを進めたい」と述べました。

裁判官や検察官、弁護士になるための司法試験は現在、筆記で行われています。

この司法試験について、齋藤法務大臣は閣議のあとの記者会見で、受験者の利便性の向上と関係者の負担軽減のため、まず、再来年度=2025年度から出願手続きのオンライン化と手数料のキャッシュレス化を目指すと述べました。

そして、2026年に実施する試験からは、筆記ではなく、デジタル化してパソコンで受験する方式に切り替えることを目指すとしています。

法務省によりますと、国家資格試験では先駆的な取り組みで、自宅でのオンラインは採用せず、試験会場に用意するパソコンを使うシステムの導入を検討しています。

齋藤法務大臣は「実現に向けた取り組みを進めたい。研究の余地がまだあるので、しっかり調査・研究していきたい」としています。