新型コロナ「第8波」自宅で死亡は1309人 8割が70代以上

新型コロナウイルスの「第8波」で感染が拡大した去年11月からの3か月間に感染して自宅で亡くなった人は、全国で少なくとも1309人に上り、このうち、70代以上が8割以上を占めたことが厚生労働省のまとめでわかりました。

厚生労働省は「第8波」で感染が拡大した去年11月からの3か月間に新型コロナに感染して自宅で死亡した人について全国の都道府県を通じて調べたところ、少なくとも1309人に上ったということです。

年代別では
▽80代以上が最も多い63%
次いで▽70代が22.6%で、70代以上が全体の85.6%を占めました。

また、77.5%の人には基礎疾患があったほか、亡くなる直前にコロナと診断を受けた人のうち38.3%は軽症か無症状だったということです。

自宅での療養について
▽「希望あり」だった人は16%で
▽「不明」もしくは「亡くなった後に陽性が判明した」という人が80%となっています。

入院調整や宿泊療養の対象となった直後に亡くなった人もいたということで、厚生労働省は、自宅療養中に症状が悪化した際の自治体の相談機能を当面、継続していくとしています。