「オリエンタルランド」経営トップ交代 副社長が会長兼CEO就任

東京ディズニーランドなどを運営する「オリエンタルランド」は、30年近くにわたって経営トップを務めた加賀見俊夫氏が会長兼CEOを退き、後任に高野由美子副社長が就任しました。

オリエンタルランドは29日の株主総会のあとに開かれた取締役会で、加賀見氏が会長兼CEOを退任し、後任に高野副社長が29日付けで就任する人事を決めました。

退任する加賀見氏は87歳で、1960年からテーマパークの誘致に関わり東京ディズニーランドの開業を支えました。

1995年に社長に就任し、東京ディズニーシーの開業を手がけるなどして2005年からは会長兼CEOとなり、あわせて28年にわたって経営トップを務めてきました。

一方、新たに会長兼CEOに就任した高野氏は67歳。

グループのホテル運営会社で社長を務め、ホテル事業の成長を主導したほか、オリエンタルランドの経営戦略本部長を務めていました。

トップ交代の理由について会社は、コロナ禍を乗り越え、さらなる企業価値の向上を図るため、次のステージに向けた経営体制を構築するとしています。

一方、加賀見氏は取締役会議長として、代表権のある取締役にとどまります。