米 アカデミー賞 会員候補に安藤サクラさんや岩井俊二さんら

アメリカ映画界の最高の栄誉とされるアカデミー賞を主催する団体は、賞の選考にあたる会員の新たな候補を発表し、俳優の安藤サクラさんや、映画監督の岩井俊二さんらが選ばれました。

アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは28日、アカデミー賞の選考にあたる新たな会員の候補として、世界各国の俳優や監督など398人を選んだと発表しました。

このうち俳優では、2019年のアカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされた「万引き家族」に出演した俳優の安藤サクラさんが選ばれました。

また、映画「スワロウテイル」や「ヴァンパイア」などの監督、岩井俊二さんも選ばれました。

このほか、黒澤明監督の名作を原作とした映画で脚本を担当し、ことしのアカデミー賞で脚色賞にノミネートされたノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロさんや、ことしのアカデミー賞の7つの部門を受賞した映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で衣装のデザインを手がけたシャーリー・クラタさんなども選ばれました。

本人が承諾すれば正式に会員になるということです。

映画芸術科学アカデミーは、多様性や公平性などを考慮して今回は50を超える国と地域から会員候補を選んだとしています。